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ライフバランス

私が選んだ放射線治療科

―― 働きやすさも、やりがいも、ここにあります ――

市川 真由美

学生の頃は小児科や内科に興味があり、正直なところ「放射線科」の“ほ”の字も頭に浮かんでいませんでしたが、研修医2年目で出産し、「子育てしながら続けられる診療科って、どこだろう?」と考えるようになりました。

そんなとき、大学の同期で放射線診断科に進んだ友人から「それなら放射線科だよ!」と勧められ医局の門を叩きました。診断科もワークシェアが出来ていたので魅力的ではありましたが、研修で治療科を回ったときに「あれ?これって私の理想かも」と思う瞬間がありました。

 

内科のように外来もありつつ、病棟業務がそこまで重たくない。そして、がん治療のチームの一員として、放射線治療という専門性で患者さんを支えることができるのです。

実際に治療科に入ってみて、日々がん患者さんと向き合うなかで、薬ではとれなかった痛みが放射線治療で和らぎ、患者さんが笑顔になる姿を見られたり、腫瘍が小さくなっていくのを一緒に確認し共有できるのは本当に嬉しく、治療医としてのやりがいを心から感じられる瞬間でした。

 

放射線治療科は主治医制ではありますが、治療方針はチームで検討し共有しているため、子どもの急病などで休まざるを得ないときも、仲間の先生にバトンタッチできます。私も子供が小さい時は何度も仕事を途中で抜けたことがありますが、そのたびに周囲の先生方がサポートしてくださり、本当に救われました。

放射線治療科には、子育てに理解のある先生が多く、肩身の狭い思いをすることなくここまで仕事を続けてくることができました。キャリアもほとんど中断することなく続けられたおかげで、今では研究や学会などでの仕事も任せてもらえるようになりました。

私は、子育て中の医師が安心して働ける職場は、結果として誰にとっても働きやすい環境になると思っています。そういう意味で、放射線治療科は専門性が高い上でワークライフバランスが取れており、とてもよい環境だと思います。

特に女性は仕事を続けていく中で、結婚・妊娠・育児などライフスタイルが目まぐるしく変化するため、燃え尽きや諦めで仕事を辞めてしまうケースもありますが、とにかく辞めずに続けることが大事です。そして、同じような経験を乗り越えてきた先輩がそばにいることは、すごく心強いです。

 

昔、「将来こうなりたいと思えるロールモデルがいる医局を選びなさい」と言われたことがあります。今、私が後輩たちにそう思ってもらえる存在になれたら…と思いながら、日々仕事に向き合っています。

少しでも放射線治療科に興味があったら、ぜひ気軽に見学に来てください。きっと、想像以上の魅力を感じてもらえるはずです。

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